首のこりは、肉体的、精神的なストレス、自律神経の乱れなどによる首から肩にかけての筋肉の緊張と血流不足が原因で起こります。
日常生活から考えられる原因として・・・
〇頭を支えることによる負荷
およそ3〜4kgの重さがある人間の頭を支えている首には、日常的に大きな負荷がかかっています。
〇同じ姿勢でのデスクワーク
同じ姿勢で長時間パソコンに向かっていることで、首や肩周辺の筋肉に緊張が続き、こりの症状があらわれます。
〇眼精疲労
パソコン、携帯電話などによる長時間にわたる目の酷使や、メガネの度が合っていないなどの慢性的な目の筋肉の緊張や疲労が
引き起こします。
〇運動不足による筋肉疲労と血行不良
日頃から体を動かしていないと、筋肉が普段使われないので、筋肉の緊張や疲労が起こりやすく、肩や首筋がこります。
さらに、運動不足は血行不良を招き、首のこりの発症の原因になります。
改善するために日常生活でできることは・・・
〇身体を動かし血行を良くする
体に負担が少なく、全身の筋肉をバランス良く使う運動を、少しずつでも行うようにしましょう。
ウォーキングやサイクリング、ストレッチ、ラジオ体操などがおすすめです。
〇首肩を冷やさない
冷気をなるべく避け、蒸しタオルやカイロなどを使って、首と肩を温めましょう。
夏場のクーラーなどで首元が冷えるときはストールなどもおすすめです。
〇仕事環境を見直す
パソコンの画面との距離は40cm以上離し、目線が下になるように位置を調節しましょう。
そして、背筋を伸ばして椅子に深く腰掛け、キーボードは自然に手をおいたときに、ひじの角度が
90〜100度くらいになるようにしましょう。